古希祝いののしに関する水引や表書きや名前の書き方を解説

古希祝いののしについて

基礎知識について

古希とは70歳のお祝いのことです。

昔は数え年で祝うのがしきたりでしたが、現在は満年齢で祝うことが多くなっています

水引、表書き、名前の書き方について

水引:紅白や金銀の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」「祝七十歳」「古希御祝」など

表書き/名前:上書きよりやや小さめのフルネーム

のし・古希祝い

子供一同(3名まで)の名前の書き方について

水引:紅白や金銀の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」「祝七十歳」「古希御祝」など

表書き/名前:3名までの連名の場合↓

のしの書き方:3名まで

氏名を真ん中に書きます。右から左へ、目上の人から順に書きます。友人たちで贈る場合はアイウエオ順に。3名まではこの書き方にします。

子供一同(4名以上)の名前の書き方について

水引:紅白や金銀の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」「祝七十歳」「古希御祝」など

表書き/名前:4名以上の連名の場合↓

のしの書き方:4名以上

代表者の氏名と左下に小さく「外一同」と書き、別紙に全員の名前を書いて中包みに入れます。

夫婦連名の場合の名前の書き方について

水引:紅白や金銀の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「敬寿」「賀寿」「祝七十歳」「古希御祝」など

表書き/名前:夫婦の連名の場合↓

のしの書き方:夫婦

夫はフルネームで、妻は名前だけを夫の位置に揃えて書きます。

お祝いの金額の相場について

贈る相手・・・金額

・両親・兄弟の場合・・・2万~5万円

・祖父母の場合・・・1万~3万円

・親類の場合・・・5千円~1万円

ご祝儀の注意点について

現金でお祝いをする場合は、本人が活動的で使い道がすぐに連想されるといったときに限ります。

せっかくのお祝いを使って買い物などをするのに、他の人の援助がなければ出かけられないという状態のお年寄りには、かえって負担になるかもしれないということを十分に考えてお贈りください。

おすすめなプレゼントについて

70歳の古希祝いの基調色は「紫色」になります。

ですので、紫色の座布団や、セーターやベスト、シャツ、ブラウスといった衣料品がよく用いられます。

また、色にこだわることなく、絵筆や釣り竿といった趣味に生かせる品、日常生活を快適にする品を選んでください。

好きなお芝居の上等の席のチケットなども良いアイデアです。時期によって、マフラーなども喜ばれます。

いずれにしても、本人が選ぶものよりも少し若向きのものをお選びください。

おすすめの品物:歌舞伎などの観劇チケット、旅行券、釣り竿、絵筆、和装小物、陶磁器、ゴルフクラブ、ゴルフクラブのカバーセット、茶道具、碁盤、漆器、アクセサリー、日本酒やワインなどのお酒

また、健康を損ねている方には、健康の回復を祈って、「電気毛布」や「羽布団」などを贈るのもオススメです。

お祝いを贈る時期について

お祝いを贈る時期は、誕生日の一週間前から誕生日の前日までの間にします。祝賀会がある場合は、当日に持参されても結構です。

お返しの熨斗の書き方について

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「内祝」「古希内祝」「古希記念」「賀寿内祝」など

表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム(名前の右肩に年齢を入れます)

お返しのマナーについて

長寿の祝いを特別な誕生日のお祝いと考えれば、お返しは特に必要はありません

とはいえ、長寿にあやかりたいという願いに応え、長寿のめでたさをともに祝うという気持ちから、お返しをしたらいかがでしょう。その場合、それぞれのお祝いに応じたお返しをするのではなく、一律にお礼をします。

☆金額の相場とおすすめ品について

現金をいただいた場合は、金額の半分から3分の1程度になります。

品物は、おめでたさを表すものがふさわしい品です。一般的には、赤飯や祝い菓子、「寿」の入った紅白の饅頭などが多いようです。

特に長寿にあやかりたいという願いに応える意味では、本人自筆の色紙や短冊を贈るのも喜ばれるでしょう。

【お返しの品】

赤飯・菓子の詰め合わせ、紅白饅頭、紅白砂糖、かつお節パック、名入れの花瓶など

☆時期について

お祝いのお返しは、本人が会を主催した場合は引き出物として当日お渡しします。

周囲の人が会を開いてくれて招かれた場合は、後日、記念品を贈ります。

☆お礼状のマナーについて

長い人生の節目を特に祝ってくれたのですから、感謝の気持ちを率直に表します。

お礼をする相手は、ほとんどが年下の人になるわけですから、自分の気持だけでなく、相手を思いやる言葉を入れたいものです。

本人が手紙を書くのが不自由であったら、身内の人が代わって礼状を出すのがマナーです。

「贈答のルールとお金の事典」より

「大人のマナー便利帳」より

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